読書

『月のしずく』 浅田次郎

浅田次郎はこれまで読んだことがない(たぶん・・・)

が、最近すすめられて初めて読んでみた。それが「月のしずく」

すすめてくれた人の言うとおり・・・良かった。

七つの話の短編集。

1話目からグイグイと引き込まれました。

なんというか・・・読んでるとすごく情景が浮かびます。

登場人物の姿も仕草も表情も、ドラマでも見てるのにかなり近い感じでイメージできるというか。

そしてなんだか沁みる話しばかり。

ワタシは特に、3話目の『銀色の雨』と、7話目の『ピエタ』が好きかな~。

特に、ピエタでは最後のほうの、主人公に恋心を抱いている中国人の男性のセリフにジ~ンときた。

さすが人気の作家さん。映画化される小説も多いはずだよな~なんて思ったり。

また今度どれか読んでみたいな・・・と思いました。

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『六番目の小夜子』  恩田陸

恩田陸のデビュー作。

3年に1度サヨコと呼ばれる生徒が選ばれる。

そして六番目のサヨコが誕生する今年、津村沙世子という美少女が転校生として現れる。

不思議な少女沙世子。

歴代のサヨコの中には転校生の津村沙世子と同姓同名もいた。

起こる異変。

面白かった。

でも、???って感じで結局ど~ゆ~こ~?と少し消化不良な感じもあったりして。

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『三月は深き紅の淵を』  恩田陸

四章構成のストーリーで、それぞれの章に関連はないけど、「三月は深き紅の淵を」といった小説に関する物語ということが共通している。

それぞれ全然おもむきが違う。

面白かったのは1章の「待っている人々」と3章の「虹と雲と鳥と」

1章はなんだかとてもライトな感じ。

ユーモラスと言うか。

こんな会にならお呼ばれしたーいhappy01

まあ、ワタシでは鮫島巧一のような、会長達を満足させられるような解答は出来ないけど・・・。

でも、シチュエーションがとてもいい。

美味しいご飯を振舞われて、本で埋め尽くされた部屋があって、素晴らしい家に、個性的な登場人物たち。

その登場人物たちが語る不思議な謎。

3章は怖い。

物語の最初に想像したものとはだんだん様子が違ってきて・・・

そして真相はちょっと切ない。

美佐緒と祥子の印象が、物語が進むにつれて変化してゆくところも面白かった。

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『夏の名残の薔薇』 恩田陸

『山奥で毎年開催される、沢渡三姉妹主催のホテルでの豪華なパーティー。

そこで起こった変死事件。

しかしこれは本当に起こった事件なのか。それとも幻なのか。』

主要な登場人物達それぞれの視点から入れ替わりでホテルに滞在中起こる事件の経過が語られる。

それぞれが語る記憶のどれがいったい本物なのか。

死んだのは誰なのか。

語る人間によって、視点が変わることによって少しずつ全体像が変わってゆく。

変わったお話。

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『不安な童話』  恩田陸

『25年前にハサミで刺殺された女流画家、高槻倫子。

いまだ犯人はわかっていない。

彼女の遺作展で古橋万由子は意識を失って倒れてしまう。

彼女の息子からは「母の生まれ変わり」と告げられる万由子。

倫子と万由子には共通の特殊能力があった。

そして25年経って発見された倫子の遺書。

そこに隠されたメッセージとはなんなのか。

犯人はいったい誰なのか。』

生まれ変わりに特殊能力。

そして過去の殺人事件。

ミステリーでありながらファンタジック。

才能があり、容姿も美しかったという倫子の悪意。

美しい女性だけに、猛烈な悪意というものを想像すると、なかなかグロテスクな感じがする。

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『球形の季節』 恩田陸

『東北のある町で広がった奇妙な噂。四つの高校から成る地歴研のメンバーは噂の出所の追跡調査をする。

やがて噂どおりに1人の女生徒が姿を消した。

そしてまた新たな噂が広がる・・・

不思議なストーリー。

そしてなんとなくうすら寒いような怖さもある。

金平糖のおまじないとゆうのも出てきたけど、なんというか、これもうまく言えないけど居心地の悪いちょっとした怖さを感じた。

ストーリーは全然違うけど、なんとなく岩明均のマンガ「七夕の国」を思い出した。

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『ユージニア』 恩田陸

『数十年前に名家で起きた大量毒殺事件。

時を経て当時の関係者たちから語られる真実。

自殺していた犯人と思しき男には、毒殺された一家との接点は浮かんでこず、動機もわからないまま事件は終わった。

本当にその男が犯人であったのか。

関係者たちの証言は真実なのか』

面白い。

けど、なんかもやっとする。読んだあと。

ハッキリこうだ!と明確であればいいけど、なんか曖昧というか。

???と、はてなが頭の中で点滅するような。

そんな感じがある。

でも、それが不快なのではなくて・・・。

もやっとしながらも、また恩田陸の他の本読みたいなーと思ってしまう。

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『レタス・フライ』 森博嗣

短編集。

森博嗣の不思議な世界。

S&Mシリーズ、Vシリーズ、Gシリーズ、四季なんかでもなんじゃろ??とワタシにはよくわからない世界観が表現されてるけど、この短編集でも不思議な感覚の話しが次から次へ。

面白いけどなんだかよくわからん・・・のは、ワタシがアホーだからかもわかりませんが。

そもそも短編集なるものがあんまり好きでないもんでレタス・フライもどうしようか・・・と思ったんだけど、10編収められてるなかに萌絵が出てくる話しがあったもんで買うことにした。

森博嗣の本は文庫化され始めてからかなり経ってから初めて読んだけど、最初に読んだのが「すべてがFになる」だったし、やっぱ萌絵が出てくるとなると買わずにはいられないのよね~。

しかも、この萌絵が出てくる短編ではGシリーズの加部屋・山吹・海月も出てるとあっては・・・ますます読まずにはいられない。

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『ネクロポリス』 恩田陸

『故人と出会えるアナザーヒル。主人公のジュンは研究の為に親戚であるマリコやハナ、リンデと共にアナザーヒルを訪れる。

特別な場所であるアナザーヒルは許可証がなければ入れない。

今回アナザーヒルに訪れる多くの人々の目的は世間を騒がせている「血まみれジャック」事件の犯人を死者から聞きだすこと。

ボートで訪れたジュン達の前に鳥居に吊るされた死体が現れる。

ジュンの思いとは裏腹に犯人探しに巻き込まれていく。

恩田陸の本を読んだのは初めて。

名前は前から知ってたけど、てっきり男性かと思ってたら女性だったのね。

ファンタジーは苦手だからどうかな??と思いながら読み始めたけど・・・

面白かった。

ファンタジーでミステリーでホラーの要素もあって。

血まみれジャック。

十年前に失踪したまま行方のわからない、ハナとマリコの叔父ケント。

橋の欄干から酔って落ちたまま遺体のあがっていない、ジュン達に同行したジミーの兄テリー。

隔離された場所アナザーヒルで起こる殺人。

盛りだくさんのストーリー。

故人に会えるといっても、誰もが会いたい故人に会えるわけではなく、誰に会えるか誰かに会うことができるかは運次第みたいなもの。

とても不思議な世界。

楽しかった~。

恩田陸のよくわからない世界にすっかりハマってしまった。

もしアナザーヒルのような世界がホントにあったらワタシは誰に会いたいと思うだろう?なんて考えてみたり。

でも、きっと運がなくて誰にも会えないだろうな~なんて思ってみたり。

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『模倣の殺意』  中町信

『七月七日午後七時。新進作家の坂井正夫は青酸カリによって死亡する。遺書は無いが、自殺と判断されて処理される。

坂井に仕事を依頼していた出版社の編集者、中田秋子は自殺を疑問に思い独自に調べ始める。

一方、坂井と同人誌仲間だった津久見は坂井の死を記事にする依頼を受け調査を始めるが、坂井の盗作疑惑が浮上する。』

あらすじはこんなとこかしら。

読んでてなんか変な感じ・・・と、思ったら、この本自体はすごーい昔に書かれた本だった。

登場人物のセリフが古くさいというか。

1972年に発表された本だった・・・どうりで古い感じがするはずだcoldsweats01

ワタシが生まれるよりも前だもんなー。

でも、トリックの方は「あ~、なるほど!」って感じでした。

なんとなく、違和感がず~っとあるような無いようなって感じだったけど、そ~ゆうことか~と。

トリック自体はけっこー面白いと思うな~。

ピンときちゃう人はピンときちゃうかもしんないけど。

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